VRoid Studio 着せ替え機能を使ってアバターを着せ替える方法を解説します。
2通りの方法があります。
1.着せ替え機能に対応したアバターと衣装を利用する場合
2.着せ替え機能に対応していないアバターと衣装を利用する場合
このヘルプでは「1. 着せ替え機能に対応したアバターと衣装を利用する場合」について解説します。
「2. 着せ替え機能に対応していないアバターと衣装を利用する場合」については、以下の記事を参照してください。
あらかじめ用意するもの
ソフトウェア
- VRoid Studio
▼VRoid Studioのダウンロードはこちら
https://vroid.com/studio
着せ替え用データ
着せ替え方法
目次
1.VRoid Studioを起動する
VRoid Studioを起動します。
2. 着せ替え機能をはじめる
上部の着せ替え機能タブをクリックし、「着せ替え機能をはじめる」または「新規作成」をクリックしてください。
VRoidファイルは素体として使用できます。 サムネイルをクリックするか、「開く」から.vroidファイルを選択してください。
3.素体のインポート
「素体を追加」をクリックするとファイルダイアログが開きます。 インポートしたいXAvatar、.vroidまたはVRMファイルを選択してください。
完了すると中央にモデルが表示されます。
4. 衣装のインポート
衣装はXWearファイルが必要になります。
準備方法は、下記のヘルプをご覧ください。
▼XWearデータへの変換方法を知りたい
https://vroid.pixiv.help/hc/ja/articles/38730429718041
「衣装を追加」をクリックすると、ファイルダイアログが開きます。
着せ替えたい.xwearファイルを選択してインポートしてください。
素体の衣装の非表示アイコンをクリックすると、表示・非表示を切り替えられます。
この画像はVRoidファイルの衣装の肌マスクの影響で、腕や胸が透明になっています。
肌マスクの調整はVRoid編集に戻ってVRoidファイルを調整してください。
5. 自動フィッティング
衣装を読み込むと、自動フィッティング方式を選択するダイアログが表示されます。
適切だと思われる方式を選び、「実行する」をクリックしてください。
自動フィッティングの方式について
・衣装の形を維持
・素体の高さに合わせつつ、衣装の形状を維持するように前後の幅を調整します。
・素体に合わせる
・素体の高さに合わせ、胸と背中の厚みに基づいて衣装の前後の幅を調整します。
・フィッティングしない
・衣装の元のサイズをそのまま使用します。
6. メッシュ削除
フィッティングを行うと、素体がメッシュからはみ出ることがあります。
この段階で、はみ出したメッシュを自動で削除するかどうかを選択できます。
削除したメッシュは、後から復元することも可能です。
7. 手動でのメッシュの復元・削除
7,8,9は自由な順番で行ってください。
メッシュ削除を行った後、必要なメッシュが削除されてしまったり、削除したいメッシュが残っている場合があります。
このような場合は、手動でメッシュの復元や削除を行ってください。
7-1.メッシュ編集モードを開始する
まずは素体を選択してください。
右カラムから「ブラシで削除・復元」をクリックしてください。
7-2. メッシュの復元・削除を行う
復元と削除は、プレビューの左上にあるアイコンで切り替えられます。
モデル上をなぞると、選択したモードに応じてメッシュの復元や削除が可能になります。
また、プレビューの右上にあるミラーリングのアイコンで、左右対称にメッシュ編集する機能のON/OFFを切り替えられます。
デフォルトはONで、青く表示されます。
ONの状態ではメッシュの復元や削除が左右対称に行われます。
こちらは実際に復元と削除を行っている様子です。
編集が完了したら「確定する」をクリックしてください。
リセットについて
「リセット」をクリックすると、素体を読み込んだ直後のメッシュの状態に戻すことができます。
8. ブレンドシェイプの調整
インポートした素体や衣装にブレンドシェイプが含まれている場合、VRoid Studio上で調整できます。
左のリストからブレンドシェイプを含む項目をクリックすると、右カラムにブレンドシェイプが表示されます。
素体では貫通防止、衣装では形状変更などに活用できます。
9. 衣装の変形
組み合わせるときに様々な機能を使うことができます。
自動フィッティングとメッシュ削除できれいに合わない部分は手動で調整してください。
衣装をクリックすると、マニピュレーターが表示され、選択中の衣装とそのボーンがハイライトされます。
この表示は画面右上の「︙」から入れる設定から変更することができます。
こちらは実際の調整例です。
衣装の奥行きが少し大きかったため調整し、その結果露出したメッシュを削除しています。
このように、着せ替え機能の大まかな流れは、まず自動で衣装と素体をある程度合わせ、その後手動で細かな調整を行うことです。
これにより、理想的な着せ替え結果を得ることができます。
10. アニメーション確認
着せ替えができたら、アニメーションを確認しましょう。
右下の再生ボタンをクリックすると、キャラクターがアニメーションします。
問題がなければ、着せ替えは完了です。
揺れものについて
VRoid Studio上のプレビューはVRMSpringBoneに変換されたものを表示しています。
元のアバターでPhysBoneが使用されている場合、VRoid StudioからエクスポートされるXAvatarは
元のPhysBoneを保持します。
そのため、VRoid Studio上とUnity上で動きが異なる場合があります。
実際には使用するアプリケーション上で確認してください。
例として使用したモデル
・VRoidモデルの素体
・SilverSpace様の「ArtemisSailor(アルテミス・セーラー)」