ここでは、VRoid Studio着せ替え機能に登場する用語「XWear」について解説します。
XWear
着せ替え機能の独自データ形式の1つです。
衣装あるいはアクセサリーを扱います。
衣装
自動フィッティング時、衣装はアバターの体型に合わせて各ボーンのスケールを変更しながらフィットします。
※自動フィッティングはHipsがHumanoidMapComponentにHumanoidBonesとして登録されている衣装で有効です。
以下のようなデータを持つことができます。
- 衣装一式
- 衣装の一部(トップスのみ、手袋のみ、靴のみなど)
アクセサリー
好きなボーンを1つ選択して、追従先(ターゲットになるボーン)に設定することができます。
(ターゲットになるボーンの初期値はNullです。)
自動フィッティング時には、ターゲットになるボーンの位置に移動します。
※ターゲットになるボーンが「Null」の状態で自動フィッティングを行うと、アクセサリーを読み込んだ直後の状態になります。
以下のようなデータを持つことができます。
- 揺れものなどのボーンが入ったアクセサリー(揺れるリボンなど)
- ボーンを持たないアクセサリー(帽子、メガネなど)
XWearは、VRChat想定衣装・アクセサリーを変換して作ることができます。
変換にはVCCと着せ替え機能のエディタ拡張(XWear Package) を使います。
▼衣装・アクセサリーデータの変換方法
VRChat想定衣装・アクセサリーを着せ替え機能に対応させる(XWear変換)
▼着せ替え機能での使い方はこちら
着せ替え機能のはじめ方(着せ替えを楽しむ方へ)★
着せ替え機能で編集されたXAvatar、XWear、XRoid、.vroid、VRMを含むデータは、最終的に1つのXAvatarとしてエクスポートすることができます。
エクスポートしたXAvatarは、VRChatへアップロードすることができます。
▼XAvatarのエクスポートとVRChatでの利用について
VRChatで使うには
着せ替え機能で編集されたXAvatar、XWear、XRoid、.vroid、VRMを含むデータは、最終的に1つのVRMとしてエクスポートすることができます。
▼VRMでエクスポートする方法
VRM対応ソフトで使うには
利用可能ソフト
- VRoid Studio(着せ替え機能のみ)
- Unity(VCCとXWear Packagerが必要)
用語集一覧
用語 | 概要 | 利用可能ソフト |
▼着せ替え機能 | ||
XAvatar |
着せ替え機能用のアバターデータ。 着せ替えたモデルをVRChatにアップロードする際にも使用する。 |
・VRoid Studio ・Unity |
XWear | 着せ替え機能用の衣装およびアクセサリーのデータ。 |
・VRoid Studio ・Unity |
XRoid |
着せ替え機能用の保存用データ。 メッシュ削除や衣装の変形が可逆的な形で保存できる。 |
・VRoid Studio (着せ替え機能のみ) |
XWear Packager |
着せ替え機能のための機能を提供するUnityエディタ拡張。 XAvatar・XWearを作成できる。 着せ替えたモデルをVRChatにアップロードする際にも使用する。 |
・Unity(VCCが必要) |
▼VRoid編集 | ||
.vroid |
VRoid Studio編集機能の編集データ。 着せ替え機能ではアバターデータとして利用できる。 |
・VRoid Studio (VRoid編集・着せ替え機能) |
カスタムアイテム |
VRoid Studio編集機能で扱う各パーツのデータ。 衣装とアクセサリーをXWearとしてエクスポートできる。 |
・VRoid Studio (VRoid編集のみ) |
▼その他 | ||
VRM |
キャラクター・アバターを扱う共通ファイルフォーマット。 着せ替え機能ではアバターデータとして利用できる。 |
・VRoid Studio ・Unity(UniVRMが必要) |
FBX |
3Dファイル形式の1つ。 VRChat向けにセットアップ後XAvatarやXWearに変換して利用する。 |
・モデリングソフト ・Unity など |
unitypackage |
VRChat向けにセットアップされたアバター・衣装・アクセサリーを扱うことができるデータ形式。 XAvatarやXWearに変換して着せ替え機能で利用する。 |
・Unity |